民主平和統一諮問会議

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[海外]  欧州・中東・アフリカ、民主平統欧州・中東・アフリカ地域会議 - 2021公共外交カンファレンス

  • 欧州・中東・アフリカ
  • 2021-07-03 ~ 2021-07-03

欧州・中東・アフリカ、民主平統欧州・中東・アフリカ地域会議 - 2021公共外交カンファレンス



欧州・中東・アフリカ地域会議(副議長パク・ジョンボム)が主催し、南欧協議会(会長イ・サンム)が主管した「公共外交カンファレンス」が7月3日に開催された。


ペ・ギチャン事務局長は、「国際社会に向けて韓半島の平和統一ビジョンを発信するためにさまざまな活動を展開してきた海外諮問委員の皆さんは、公共外交の最も大きな資産」だと述べ、2年間の活動に対して感謝の意を表した。


ユ・デジョン駐フランス大使は挨拶で、「海外同胞の皆さんは日常が公共外交の場であり、公共外交の重要な主体である」と述べた。


このイベントでは、民間公共外交の最前線で活動する多くの海外同胞の経験や見識が共有された。



作曲家のチェ・ジョンウさんによる「愛国歌」のギター演奏で幕を開けた第1部では、フランス青少年テコンドー代表チームのコーチを務めているチョン・ウミンさん、韓国伝統舞踊家のアン・ジェヒョンさん、彫刻家のパク・ウンソンさんによる公共外交活動の様子が紹介された。



第2部では、特別企画として誇らしい先輩たちの足跡をたどる「ラス・パルマスの韓国人たち」と「フランス・シュイップの韓国人たち」が紹介された。


2-1 ラス・パルマスの韓国人たち

アフリカの西側の大西洋に位置するスペイン・カナリア諸島の島ラス・パルマスは、1960年代半ばには韓国の遠洋漁業の中心地だった。70~80年代には船員だけで約8,000人に上る規模だった。彼らは大西洋の荒波と格闘しながら、祖国の近代化と産業発展に貢献し、約20年間にわたって8億8千万ドルもの金額を本国に送金した。韓国船員の墓地には、命をかけて漁業に出ていた愛国者たちが祖国に帰ることもできず眠っている。



2-2 フランス・シュイップの韓国人たち

フランスの在外同胞の歴史は、欧州における在外同胞の100年の歴史を物語っている。1919年11月19日、ロシアからイギリスを経由してフランスに着いた35人の韓国人労働者は、パリの北東に位置するシュイップと呼ばれる小さな村に定着した。彼らは在法韓国民会を結成し、第一次世界大戦の残骸と死体を片付け、労働の対価として受け取ったお金の半分をパリ委員部に送金した。このお金は、祖国の独立のために使われた。


2-3 統(統一)・クイズ・オン・ザ・ブロック / 韓国人より韓国のことを知っているフランス人3人組

北朝鮮への好奇心が論文にまでつながったというクレアさん、バラエティ番組で韓国語の方言を学んだというジャンヌさん、梨花女子大学語学堂での学習とバイトで韓国語を学んだというバロンタンさんの3人が、韓国について話し合った。

彼らは清潔で秩序が保たれている韓国に感銘を受けたと述べ、恋愛文化の違い、カップルルックを着るロマンチックな国、社会的なプレッシャーと画一性、入試文化の違いなど、さまざまなテーマで話し合った。

「統一は実現されると思いますか?」という質問には、「韓半島統一の可能性」について論文を書いたこともあるクレアさんが話を切り出した。彼女は、外交的統一の実現が難しいなら、“Bottom Up”、即ち下から上へと展開していくのではないかという予想を示した。北朝鮮は多くの社会的変化を経験しており、住民たちの考え方も次第に変わっていくだろうと述べたうえで、結果的に北朝鮮政権は住民からの信頼を失い、社会的変化に適応していくことになるだろうとの意見を示した。

米国と中国の関係が良くない状況では、統一までの時間が延びるだろうと語ったジャンヌさんは、統一に反対する若者たちの論理は理解できると言いつつも、「統一は当たり前に実現すべきことではないのか」と反問した。

4・27板門店首脳会談、平昌オリンピックでの単一​チームの結成、2018年の南北平和協力祈願平壌公演などは、統一を可能にするポジティブな影響になるだろうと、全員で同じ認識を共有した。

「統(統一)・クイズ・オン・ザ・ブロック」プログラムでは、平和統一の必然性を発信する公共外交活動を地元住民たちと一緒に行い、楽しい時間を過ごした。


3 締めくくり

司会を務めた南欧協議会のクァク・ギョンへ公共外交分科委員長は、過去2年間にわたって一緒にさまざまなイベントを実施し、絆を築いてきた他国の諮問委員たちに感謝の意を表し、これから新たに活動を始める第20期の諮問委員にも同じことを経験できる機会が与えられることを希望すると述べた。


パク・ジョンボム欧州・中東・アフリカ地域会議副議長は、これまでとは異なる活動を展開してきた第19期を足掛かりに、第20期はさらに一新した海外諮問委員になるだろうと期待を示した。


感動と情熱に満ちた「公共外交カンファレンス」は、海外諮問委員のレベルと役割がさらに強化されたことを実感できた大切なイベントとなった。



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