民主平和統一諮問会議

  • facebook icon
  • blog icon
  • youtube icon

6・15南北共同宣言21周年記念オンライン平和統一政策講演会開催

  • 米州地域と
  • 2021.06.16

6・15南北共同宣言21周年記念オンライン平和統一政策講演会開催



民主平和統一諮問会議は6月15日(火)午前10時(韓国時間)に、「6・15南北共同宣言21周年記念オンライン平和統一政策講演会」を開催した。講演会はビデオミーティングの形で行われ、民主平統の公式YouTubeチャンネルで生中継された。国内外から約300人の諮問委員が参加し、講演と質疑応答を含め約1時間20分行われた。


チョン・セヒョン民主平統首席副議長は、「6・15南北共同宣言の意味と韓半島での平和定着の方向」というテーマで講演を行った。チョン・セヒョン首席副議長は、「6・15南北共同宣言」の意味について、6・15南北共同宣言は政治的には大統領と国防委員長という両国の首脳が韓国と北朝鮮という2つの国が相互共存していくことを書面で明確に確認したという意味を持っていると同時に、北朝鮮の経済が非常に厳しい状況にあるなかで韓国が北朝鮮を経済的に助けるという「南北間の交流協力」の門戸を開いたという意味を持っていると強調した。



チョン・セヒョン首席副議長は、韓半島問題に関して今回の韓米首脳会談の最も大きな成果として、4・27板門店宣言とシンガポール米朝共同宣言を継承・発展させることに対して韓米首脳が合意したという点や、バイデン大統領が南北間の対話と関与、協力を積極的に支持したという点を挙げた。


また、韓半島平和プロセスを再稼働させるためには、このほかにも韓米連合訓練に代表される米国の対北敵対視政策を中止するように韓国政府が米国側を説得し、これによって米朝両国が交渉の場につくように促進者の役割を果たすべきだと強調した。また、このためにも、米国を含む民主平統の海外諮問委員には平和公共外交を通じて現地において韓半島の平和に対する世論が形成されるように力を尽くしてほしいと呼びかけた。



講演後の質疑応答では、諮問委員から積極的な質問が続いた。ク・ウンヒサンフランシスコ協議会幹事は、南北が2つの国として共存している現状において“統一”という言葉が持つ意味について質問した。チョン・セヒョン首席副議長は、韓半島の統一は必ず実現させるべき課題だが、現在の状況においては現実的に2つの体制が共存しているなかで欧州連合のような形で交流・協力する関係を目指すべきであり、このような形を統一と見るべきだと回答した。



パク・ジェウォンハワイ協議会長は、韓米首脳会談やG7などを通じて韓米間の協力が本格化しているなかで、韓国が対米政策と対中政策において取るべき立場について質問した。チョン・セヒョン首席副議長は、安全保障において韓米間の協力は非常に重要だが、韓中も経済的な側面から不可分の緊密な関係を有しているため、どちらかに偏らずにバランスの取れた政策を展開していく必要があると回答した。


今回の講演会は、6・15南北共同宣言の意味を振り返る場であると同時に、韓米首脳会談後という韓半島平和プロセスの再稼働において重要な時期に韓半島の情勢に関する理解を深め、諮問委員として平和公共外交に関する能力を強化する有意義な時間となった。講演会は、民主平統の公式YouTubeチャンネル(https://youtu.be/QBPA6i4B8Go)で視聴できる。

ご覧になった情報に満足ですか?