民主平和統一諮問会議

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2023年地域協力分科委員会新年特別討論会開催

  • 諮問建議課
  • 2023.01.30

2023年地域協力分科委員会新年特別討論会開催



民主平和統一諮問会議は1月27日(金)に、事務局1階の会議室で地域協力分科委員など約25人が参加した中で、2023年地域協力分科委員会新年特別討論会を開催した。


今回の会議は、食糧の生産量が10年前に比べて停滞・減少している中で食糧の必要量が大きく増加している、北朝鮮の慢性的な食糧不足状態を取り上げ、異常気象による北朝鮮の農業問題や地域協力に向けたアプローチの方向を探るために企画されたものである。



パク・ジヌ地域協力分科委員長は開会挨拶で、「非核・平和・繁栄の韓半島のための<大胆な構想>に向かって力強く歩み出す一年になることを願っている」と述べたうえで、「希望に満ちた癸卯年、2023年を迎え、委員の皆様には積極的な分科委員会活動をお願いしたい」と、委員に積極的な議論を要請した。



キム・グァンヨン首席副議長は挨拶で、「民主平統は平和に関する多くの情報や国内外にわたる圧倒的な人的ネットワークを保有している」とし、「平和統一に関してどのような政策提言を行うべきかを決めて議長に報告するという、非常に重要な専門家集団として、民主平統はすべての能力を出し切って、本来の機能を充実した形で果たさなければならない」と述べた。


また、キム首席副議長は、「民主平統が直面している現実は非常に厳しく、南北が抱えているさまざまな問題を一度に解決することはできないが、諮問委員の皆さんが志を一つにして努力すれば、状況を少しずつ改善していくことができるだろう」と述べ、委員に熱気にあふれた議論を呼びかけた。



ソク・ドンヒョン事務局長も激励の言葉で、「この会議を開催していただいた地域協力分科委員の皆様に感謝と歓迎の意を表したい」と述べ、委員による生産的な議論に期待を示した。



発表を務めたキム・ヨンフン韓国農村経済研究院先任研究委員は、「異常気象による北朝鮮の農業問題と地域協力に向けたアプローチの方向」をテーマに、▲北朝鮮農業の低生産と食糧供給不足、▲気候変動と北朝鮮農業、▲気候変動と異常気象への北朝鮮農業の対応、▲北朝鮮との協力の方向性など、4つのパートに分けて発表を行った。



会議に参加した委員たちは、北朝鮮の食糧問題について多角的な観点で議論を行い、▲気候問題と北朝鮮の炭素削減問題との連携方策、▲北朝鮮の食糧問題の解決に向けた生産基盤の充実、▲食糧問題に限定して対北制裁を緩和するための例外事項の検討、▲自治体と政府が協力するための先決条件の検討や役割など、多くの提案がなされた。


会議の最後には、地域協力分科委員会の2023年新年賀礼式が行われ、2023年に平和統一の基盤をさらに強固なものにするために地域協力分科委員会としてさらに努力していくことを誓った。



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