民主平和統一諮問会議

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2026 韓米平和統一フォーラム」開催

  • 機関紙「平和統一」 第221号
  • 2026.05.01

、「2026 韓米平和統一フォーラム」開催

韓半島の平和共存に向けた国際協調のあり方を探る

 

 

 

民主平統は4月24日(金)、米国・ニューヨークのコロンビア大学教育大学院で「2026 韓米平和統一フォーラム」を開催した。

 

本フォーラムは、「韓半島の平和共存に向けた国際協調のあり方」をメインテーマに、

近年の国際情勢の変化を受け、韓半島の平和政策環境を分析し、韓米関係の将来の方向性と課題を議論するために企画された。

 

韓国と米国の専門家だけでなく、現地の大学・大学院生らも参加し、多様な視点から意見を交わした。

 

 

イ・シファ=ニューヨーク協議会会長は開会挨拶で、韓半島の平和に関する国際的な共感の拡大を強調した。

 

イ・ジェス米州副議長は祝辞で、海外の同胞社会を巻き込んだ国際的な連帯の必要性を強調した。

 

パン・ヨンスン事務局長は基調演説で、韓半島の平和共存の方向性と国際協力の重要性を強調した。

 

 

 

韓米経済研究所のスコット・スナイダー所長は、韓半島問題をめぐる国際秩序の変化と政策環境を分析した。

 

国防大学のキム・ヨンジュン教授は、大国中心の秩序への再編に対応した対北戦略転換の必要性を強調した。

 

カールトン大学のサンドラ・ファヒ准教授は、多極化と複合危機下における韓半島問題の構造的な特徴を指摘した。

 

スティムソン・センターのフランク・オム研究員は、変化した環境に対応した、現実的かつ柔軟な対北政策の必要性を訴えた。

 

ニューヨークで開かれた韓米平和議論の場

 

本フォーラムは開会式に続き、2つのセッションで行われた。開会式では、イ・シファ民主平統ニューヨーク協議会会長の開会挨拶、イ・ジェス米州副議長の祝辞、パン・ヨンスン事務局長の基調演説が行われた。

 

イ・シファ=ニューヨーク協議会会長は開会挨拶で、「今回のフォーラムは、激変する国際情勢の中で韓半島の未来を共に模索するための有意義な場」とし、「韓米両国の専門家が一堂に会し、協力の方向性を議論することは非常に時宜を得たものだ」と述べた。その上で、「国際外交の中心地であるニューヨークで行われるこの議論は、学術的な交流を超えて、国際社会で韓半島の平和に対する共感を広げる公共外交の重要なきっかけにもなるだろう」と強調した。

 

パン・ヨンスン事務局長は基調演説で、「世界各地が民族間・国家間の根深い対立と紛争に苦しんでおり、国際秩序においても対立と紛争が深刻化する中、平和共存が世界的な課題として浮上している」と指摘。韓半島もこうした変化の中で重要な転換点に立っていると述べた。その上で、「韓半島の平和は敵対や対立ではなく、相互尊重と信頼から始まるべきである。体制と主権を認め合うことで、対話の扉を開くことができるだろう」と強調した。

 

また、「韓半島の平和は国民の生命と安全を守り、持続可能な発展の基盤となる必須条件」とした上で、「国際社会の支持と協力があってこそ、より強固なものになる」と述べた。さらに、韓半島の分断は国際秩序の中で形成された歴史的産物であると指摘し、「これからは私たちの意志と努力で、平和共存の環境を築いていかなければならない」と訴えた。

 

特に米国の役割について、「停戦協定の当事国である米国は、韓半島の平和体制を構築する上で重要な役割を果たせる」とし、国際社会との協力の必要性を強調した。また、海外の諮問委員や同胞社会の役割にも言及し、「韓半島の平和共存に向けて国際的な連帯が広がることを期待している」と述べた。

 

第1セッション、近年の国際情勢の変化と韓半島の平和政策環境

 

フォーラムの第1セッションでは、韓米経済研究所のスコット・スナイダー所長の司会のもと、韓国と米国の専門家3人が「近年の国際情勢の変化と韓半島の平和政策環境」について分析した。

 

まず、国防大学のキム・ヨンジュン教授は、近年の国際秩序の変化について「大国中心の現実政治への回帰」との見解を示した。キム教授は、ロシア・ウクライナ戦争や中東での対立などに言及し、「従来の米国中心の自由主義的な国際秩序が弱体化し、地域ごとの覇権国を中心とした多極体制が強まっている」と分析。その上で、北韓がロシアや中国との関係を強化しながら核・ミサイル能力を高度化させ、南北関係を「敵対的な二国家関係」へと転換させた点に触れ、従来の対北政策の限界を指摘した。

 

キム教授は、「制裁中心のアプローチと関与中心のアプローチは、いずれも実効性に限界がある」とし、「戦争を抑止しながらも平和的共存を維持するための新たな戦略的アプローチが必要だ」と強調した。

 

カールトン大学のサンドラ・ファヒ准教授は、国際情勢の変化を「多極化と複合危機の深刻化」と説明した。ファヒ准教授は、「国際社会は今、複数戦域(Multi-Theatre)で緊張に直面しており、エネルギー危機とインフレーション、成長鈍化が同時に進行している」と分析した。

 

特に北東アジアの情勢について、「従来の管理可能な競争構造から軍事的・陣営対立型の競争へと変化しており、外交の役割が弱まる一方で、誤算のリスクは高まっている」とした上で、「韓半島問題は単なる地域問題ではなく、米中競争やロシアといった変数が複雑に絡み合う構造的な問題だ」とし、長期的かつ多層的なアプローチの必要性を強調した。

 

スティムソン・センターのフランク・オム非常勤研究員は、北韓問題について「従来の制裁・関与中心のアプローチだけでは限界があり、変化した国際環境に合わせて現実的かつ柔軟な政策対応を行うことが重要だ」と強調した。

 

「従来の管理可能な競争構造から軍事的で陣営に基づく競争へと変化しており、外交の役割が弱まる一方で、誤算のリスクは高まっている。

 

韓半島問題は単なる地域問題ではなく、米中競争やロシアといった変数が複雑に絡み合う構造的な問題だ」

 

第2セッション、変化する国際情勢における韓米関係の展望と課題

 

「変化する国際情勢における韓米関係の展望と課題」をテーマに行われた第2セッションでは、ソウル大学政治外交学科のイ・ジョンチョル教授が座長を務めた。

 

コリア・ソサエティーのジョナサン・コラード政策局長は討論で、北韓問題へのアプローチを根本的に変える必要があると訴えた。

 

コラード局長は、「ジュネーブ合意や六者会合、首脳外交などを組み合わせた『ハイブリッド型アプローチ』は、現在の地政学的環境では機能しにくい」とし、従来のアプローチの限界を指摘した。特にロシア・ウクライナ戦争以降のロシアと北韓の協力強化が、北韓の交渉力を大幅に高めていると分析し、「北韓は冷戦以降、最も有利な戦略的地位にある」との見方を示した。

 

また、金正恩政権が短期的な政策サイクルではなく、長期的な戦略の観点から動いていると強調し、「北韓は今、交渉よりも時間を選択しており、交渉の主導権も北韓側が握っている」と説明した。

 

コラード局長は、韓米協力の方向性について、「単なる制裁や圧力ではなく、『リスク管理中心のアプローチ』が必要だ」と強調した上で、「関与と抑止を二分法的に捉えるのではなく、両方の戦略を同時に進める『並行戦略』が必要だ」とし、段階的なインセンティブの提供と柔軟な政策対応を提案した。

 

ソールズベリー大学のナム・テヒョン教授は、韓米関係について「国際秩序が変化する中、韓米同盟は単なる安全保障協力を超えて、より包括的かつ戦略的な協力へと発展すべき」とし、「そのためには両国間の持続的な政策調整と協力が重要だ」と述べた。

 

 

 

座長を務めたイ・ジョンチョル教授は、韓米関係の戦略的方向性を中心に議論をリードした。

 

ジョナサン・コラード局長は、北韓問題へのアプローチの転換や、並行戦略の必要性を強調した。

 

ナム・テヒョン教授は、韓米同盟の拡大と持続的な協力の重要性を指摘した。

 

 

参加者らは、さまざまな視点から示された平和共存に向けた方策に耳を傾け、共感を示した。

 

 

フォーラムの後に開かれた懇談会では、現地の諮問委員や韓国人コミュニティの関係者が、韓半島の平和共存に向けた方策について意見を交わした。

 

国際協調に基づく「平和共存」へのアプローチを強調

 

今回のフォーラムでは、韓半島の平和は短期間で達成できる目標ではないということで意見が一致した。参加者らは、国際秩序が変化する中、韓米同盟の戦略的な役割がさらに重要になっており、これに基づく国際協調が韓半島の平和共存を実現する上で欠かせない条件であるという認識で一致した。

 

フォーラムの主管を務めたイ・シファ民主平統ニューヨーク協議会会長は、「平和は短期間で達成できるものではなく、継続的な対話と信頼、国際社会との協力を通じて築いていくプロセスだ」とし、「フォーラムで交わされた意見や提案が、韓半島の平和共存と共同繁栄を実現する実質的な解決策につながることを期待している」と述べた。

 

パン・ヨンスン事務局長は翌25日、ニュージャージー州ハドソン郡のリバティー州立公園にある韓国戦争参戦勇士碑を訪れて献花。さらに同州パリセイズ・パークにある市民参加センター(KACE)の事務所を訪れ、約40人の諮問委員と懇談会を行った。

 

また、同日夜には、ニューヨーク州クイーンズにある民主平統ニューヨーク協議会の会議室を訪れ、諮問委員らと懇談会を行った。同懇談会には、イ・ミョンソク=ニューヨーク韓国人会会長やイ・ヒョンタク=クイーンズ韓国人会会長、キム・ドンチャン市民参加センター代表、キム・ガプソン米州韓国人平和財団事務局長など、ニューヨークの韓国人コミュニティの関係者が出席した。

 

ミニインタビュー

 

キム・バルグム コロンビア大学大学院生

 

「今回のフォーラムは、韓国と米国、そして韓半島の平和の意味を改めて見つめ直す有意義な時間となりました。自分の置かれた立場でどのような役割を果たすことができるかを考える機会になり、在外同胞として韓国の情緒や政治的状況にどのように貢献できるかを学ぶことができました。多くの気づきを得る機会となり、これから何をすべきか、今後の方向性を考える有意義な時間となりました」

 

キム・ジンハ コロンビア大学大学院生

 

「今回の韓米平和統一フォーラムに関わる中で、著名な学者や教授、専門家の方々とご一緒することができ、非常に有意義でありがたい時間を過ごすことができました。特に今回のフォーラムを通じて、韓半島が国際社会と共存できる環境をどのように作っていくべきかを考えることができました。個人的には、教育を通じた平和構築に興味を持っており、今後、南北の若者や国際社会を巻き込んでの研究や協力の機会が続くことを期待しています」

 

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